Q
60.
薬と食べ物との飲み合わせが悪いものには、どんなものがあるの?
A

通常の食生活では、薬と食べ物との間での相互作用を気にかけることはあまりありませんが、特定の薬と特定の食べ物との間での相互作用がいくつか知られています。
いずれも、すでによく知られている事柄であり、服用に際しては、医師・薬剤師からの指示にしたがって飲んでいただければ安心です。しかし、思わぬことも起こり得ますので、ご心配な場合には、医師・薬剤師等に相談されることをお勧めします。
以下に、薬と食べ物との飲み合わせが悪い代表的な例をご紹介します。
【赤身の魚と抗結核薬イソニアジド】
ある病院の結核病棟で、マグロの刺し身を食べた人で、イソニアジドを飲んでいる患者さんだけに頭痛がし、顔面紅潮、発汗がみられ、中にはじんま疹を訴えた人もいました。当初、マグロの品質が疑われましたが、調査の結果、これは、赤身の魚に多く含まれるアミノ酸の一種のヒスチジンが体内でヒスタミンとなり、このヒスタミンの分解がイソニアジドにより妨げられた結果であると考えられています。
タラコ、スジコなどや、チーズ、ワインにはチラミンと呼ばれる物質が多く含まれており、赤身の魚と同様の現象が起こる可能性があるといわれています。
【納豆と抗凝血剤ワルファリン】
納豆菌が腸内でビタミンKを産生しますが、このビタミンKはワルファリンと反対の作用を持っていますので、ワルファリンの作用を弱める可能性があります。また、ブロッコリー、ほうれん草、クロレラ、青汁などもビタミンKを多く含む食品については、食べる量にも関係しますので、詳しくは医師・薬剤師にご相談ください。