Q
18.
軟膏とクリ−ムとの違いは?
A

軟膏剤は、基剤として油脂類、ろう類などを用いてつくられている油脂性軟膏と、油脂類と水とを乳化剤で乳化した乳剤性軟膏などに分類されます。乳剤性軟膏をクリーム剤と呼んでいます。薬としての効き目は大体同じですが、油脂性軟膏とクリーム剤とは、皮膚疾患の状態によって使い分けされます。
油脂性軟膏は、乾燥してかさぶたのできた患部やアトピー性皮膚炎などの患部に適しており、刺激性が少なく、乾燥を防ぐなど患部を保護する利点があります。しかし、ベタベタして洗い落としにくい欠点があります。
一方、クリーム剤は、皮膚への浸透性がよく、塗布した際の使用感がよく、洗い落としやすいという利点があります。しかし、刺激があるものも多く、びらんや潰瘍のできた、いわゆるじくじくした患部には適さないという欠点があります。

このような製剤的な特徴がありますので、疾患部位、その広さ、疾患の種類や程度などによって、より適した剤型が選ばれます。